ノートPCでUbuntuを使っていて、画面を閉じるたびにサスペンド(スリープ)になって困ることはありませんか?
私が使っている古いノートPC「ASUS UL20A」は、Windows時代からサスペンドやスリープからの復帰がうまくいかないという悩みがありました。Ubuntu19.04にしても復帰できないのは想定内でしたが、それでも画面を閉じて“ちょっとだけ放置”したいときに勝手にサスペンドされてしまうのは不便です。
そこで今回は、「画面を閉じてもサスペンドしないようにする設定方法」をご紹介します。
Linux初心者の方でもできるように、手順をわかりやすく解説します。
✅ 目的:フタを閉じてもUbuntuがサスペンド(スリープ)しないようにする
Linuxでは、電源やスリープ関連の動作は systemd
という仕組みで制御されています。
その設定ファイルのひとつ /etc/systemd/logind.conf
を編集することで、画面を閉じたときの動作を変更できます。
✅ 設定手順
① 設定ファイルを開く
まずターミナルを起動して、以下のコマンドを実行します:
sudo nano /etc/systemd/logind.conf
※エディタは vi
より操作が簡単な nano
を使っています。vi
に慣れている方はそのまま sudo vi
でもOKです。
② 以下の行を探して、コメントアウトを外し、値を ignore
に変更します:
#HandleLidSwitch=suspend
⬇️ こちらのように変更:
HandleLidSwitch=ignore
※この設定により、フタを閉じてもサスペンドされなくなります。
③ 保存して終了
nano
を使っている場合:
-
Ctrl + O
→Enter
で保存 -
Ctrl + X
で終了
④ 設定を反映するため再起動
以下のコマンドでPCを再起動します:
sudo reboot
✅ 補足:他の lid 関連設定について
logind.conf
には以下のような設定もあります:
-
HandleLidSwitchExternalPower
-
HandleLidSwitchDocked
これらも環境によっては影響するので、必要に応じて以下のように設定を調整してください。
HandleLidSwitchExternalPower=ignore
HandleLidSwitchDocked=ignore
✅ 設定後の挙動
設定後は、画面を閉じてもUbuntuはスリープせず、動作を継続するようになります。
ただし画面は物理的に閉じられて見えませんが、内部的には処理が止まっていないため、何かしらの作業や音楽再生なども続けられます。
✍ まとめ
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UbuntuでノートPCの画面を閉じてもスリープしない設定が可能
-
/etc/systemd/logind.conf
のHandleLidSwitch=ignore
を有効にする -
再起動で設定を反映
古いノートPCを有効活用したい人、サスペンドの不具合に悩んでいる人は、ぜひ試してみてください!