足るを知る心
ミニマリストの生き方とは、必要最低限のモノだけで暮らす人。それはつまり、足るを知る心を持つことにほかならない。
大量消費社会に置いて足るを知る心を持つことは大事だ。
なぜなら、欲望に任せるままに欲しいものは何でも手に入れる、したいことは何でもするを自身に許すと際限なく欲望に走ってしまう、それが人間だ。
欲望を自制するのは難しい、だから、欲望に打ち勝つ為に足るを知る心を身に付けるのが大事なのだ。
狭義のミニマリストは、物質的なモノを中心に捉えていて、必要最低限のモノだけで生活する人だが、真のミニマリスト、足るを知るを全てのことに応用する生きざまが本当のミニマリストだと思う。
物質だけでなく、デジタル、経験、生き方など、考えられる全てのところで応用をする。人生でミニマリストを実践する人こそ、真のミニマリストだ。それは、今のあるものを正しくあるがままに認識する力、今あるものを使って対処することができる応用力を使って、必要最低限のモノだけで豊かに生きる生き方だ。
自分を知ること
ミニマリストの人生には、自己の探求は必須の作業だ。
自分のことを知らずに、物事の要不要はわからない。なぜなら、『自分とって』と、いつも自分が主体となる質問を投げかけなければならないからだ。
何かを判断するとき、常に自分への問いかけが必須となる。何か買うでも、サービスを受けるでも、何かするでも、本当に必要なモノ・ことか?を自問しなければ、不要、不必要を知ることができないからだ。
自分の好み、自分の趣味、趣向、興味のあること、いまの体の状態、これからどうしたいなど、自己の探求なくしてミニマリストなり得ないのだ。
この生き方を面倒に思う人もいるかもしれない。なぜなら、毎回、何をするにも自分の心に聞き、理性で判断しなければいけないからだ。二段階ものステップがある。本当に必要なものかを心に、感情に聞く作業と、それでも欲しいものを、こんどは理性で判断する作業もいるため面倒ではある。
けれども、これらの作業があるから失わずに済むことを認識していれば多少は、苦にはならないかもしれない。
私たちは一体何を失うのか?
欲望のままに不要なモノを手に入れれば、無駄なお金を費やしてしまうし、不要なサービスで、お金や時間、労力を無駄にするかもしれない。
毎回自問するのは、そうならない為の問いかけであり、一度、心と頭でシュミレーションをして要不要を確認するのだ。これができたとき人は初めて理性的に自分の人生をコントロールできたと言える。
本能のままに、欲望のままに欲しいものを欲しいだけ、感情に流されるままに行動してしまう生き方は動物とかわらない。
自分の人生を理性的に自身でコントロールできる人がミニマリストである。
断捨離で自分を知る
断捨離を通して、自分のことを知ることから始めよう。
本棚を見れば、その人となりがわかると言うのだから、家じゅうの中のモノを見れば、それ以上にわかるのは必然だ。
過去に買ったモノを改めて見てみることで、自分の好みの移り変わりや、どういったモノ買う傾向があるだとか、どういう失敗を繰り返しているかなど、驚くほどたくさん自分を知ることができるはずだ。
ミニマリストに興味があり、始めてみようという方は、まずは家のモノの断捨離からやってみることをお勧めする。そして自分のことをもっと知っていき、要不要の判断材料になる自己の探求の幅を広げたり、深めたりして、自己発見に繋げたり、悪い部分は改善するなど、生活の向上に利用してほしい。
いまの世の中は物事が溢れすぎている時代だ。だから、物事を選別する主体としての自己をよく知り、選別する精度をあげて、より自分の為に役に立つものだけを手に入れる、ミニマリストの生き方は、有益で必ず生活の豊かさに繋がる思想だ。