実業家のホリエモンこと、堀江貴文氏が、「日本がおわってんじゃなくて『お前』がおわってんだよｗｗｗ」とつぶやいた問題。
都内の某企業に手取り１４万円の企業に１２年も勤務している投稿者は、金額面では他にもっと多く稼げる仕事があったにも関わらずに、働き続けたので、個人の選択故であることから、自己責任論で言われてしまうのは当然だと思います。
手取り１４万で嫌なら他の仕事をすべき時にしなかった。都内で働いていたならば、他にいくらでも稼げる仕事がある。仕事を選ばなければということがあるが。
けれども、それでは生きていくためには仕事を選べない国にということになる。
だから、投稿者が言いたいのは、どんな仕事をしたって手取り月給１４万以上あるべきでしょう。貰えない今の日本は、終わっているとの思いなんだと思います。
１４万の手取りではまともに生活できる月収ではない。そんな給料しか払えない企業が１２年も平然と生き残っていることに、今の日本の問題があると思えてなりません。
どんな仕事を選んだとしえも最低限度に生活できるだけの賃金を払える企業だけ存続すべきなのに、労働者の利益を搾取と政府の補助金で生きながらえる、中小企業が９割以上を占める産業構造というのが、日本の問題点だ。
日本の経済の停滞の原因を、競争力のない中小企業を存命させる産業構造にあるとする経済学者もいる。
規模の小さく非効率な中小企業が多すぎる為に、日本の生産性が低いままなので、経済が停滞しているとの考えがある。
今回のこの１４万円問題もそういった、市場競争力のない企業が生き残ることが日本と労働者を苦していんだという象徴的な出来事であるように思う。
なので、単に自己責任論として片付けるのではなく、背景にある日本の経済、社会のあり方を考えていくべきた。