生活の場にもメリハリが大事だ。以前までは寝室にデスクを置き、メインの仕事部屋としていたが、それを辞めて本来あった書斎にデスクを移動して、仕事は仕事部屋だけですると用途を決めた。
そう変えた事で幾つかの効果が現れた。まず第一に良かったことは、仕事に集中できる様になったこと。以前、寝室を書斎と兼用していた際は、仕事に行き詰まるとベットで休んだり、ローチェアで休憩したりと、仕事から逃げる環境が整っていたが、書斎にはローチェアは無いし、ベットもないので仕事をするしかない環境は嫌でも集中力が増した様に思う。
第二に良かったことは、リラックスをする空間としての寝室を取り戻したことだ。仕事兼用を辞めたことで仕事をしない時に過ごす時も、気持ちよく過ごせる様になった。以前はいつもデスクが見えると仕事がチラつきリラックスしたい時でも逃げている様な気がして休めなかった。今は気持ちよくリラックスできるし、睡眠も寝起きも良くなった。朝目覚めて仕事を思い出すデスクが目の前にある環境とないのとでは、目覚めた時に見る景色が与える心理的影響はかなり違う。デスクがないだけで、こうも心理的に落ち着くものかと改めて知った次第だ。
なぜ、寝室にデスクを移動したかと言うと、夏の間に書斎を使うにはウィンドウクーラーを使うしかないのだが、これがまた物凄い煩いのである。室外機と冷房が一体化してるせいもあるが、それを置いても他の部屋に設置しているものよりも1段と煩いのだ。
今は夏も終わり涼しくクーラーもなくても仕事ができるので、寝室のデスクを書斎に戻したというわけである。
来年からはどうしたものかと考え中だが、一つのアイデアとしてアップルの最新のイヤフォンを使いのはどうかと検討中だ。何せノイズキャンセラーが搭載されているので、エアコンの雑音をある程度打ち消して、音楽を流せば幾分煩さを感じずに仕事ができるのではと踏んだからである。
まぁ、話を戻すが、やはり家庭に仕事を持ち込まないとか、そういった線引きがない生活スタイルにしてしまうと、心身共にリラックスができないようになってしまうので、改めて仕事と日常の生活空間をしっかり分けるメリハリが大事なことだと学んだ。
仕事を引きずっていつまでも頭や心に仕事の重石を与えながら生活するのは、心身を壊す行為だ、到底長い時間背負いながら生活は生活はできない。重石は仕事場に置いておき、頭と心を軽くすることは、仕事に人生を潰させない為に学ばなくてはならない大事なことだと悟った。
仕事と私生活が混ざってしまって、いつも重荷を感じている人は、この重荷を下ろすことを学んで欲しいと思う