情報をどうのよに管理すればいいか?現在、メインで使用しているのはEvernoteアプリであるが、当初このアプリが出たころは、全ての情報を一つのノートにという思想に感銘を受け使い続けてきた。ウェブで読んだ記事で興味を持ったもの、残したいもの、旅行先で撮った写真、仕事で使うPDFの文書、メモ、音声メモとあらゆる情報を一纏めにしておき、いつでも取り出せることには一つの有用性はある。
だが、長年使用してきてあらゆる気になったもの、なんとなく残しておくべきと思って残してノートにしたものが1万8千にもなった。ちょっとしたデータベース的にはなったが、そこから情報を取り出すことはあまりなく読み返すことは稀である。
と言うことは、現状は、とりあえずの情報の置き場所的な役割としてしか果たしていないということに気がついた。
たったそれだけの為に有料のプランで年間何千円も払うのは勿体ないように思う。そもそも有料プランに入らねばならなくなったのは、有料会員でないと複数端末でアプリが使えなくなったからだ。それならば一旦冷静になって自分がどう情報を扱っているかを検証して、今一度メインで使用するアプリとその活用方法を検討しなおそうと思う。
おさらいとして、これまでのEvernoteの使い方は、Webクリップと写真などのスキャンデータ、テキストの利用といったところだろう。なかでも、メインはテキストデータであり、日記やメモ、仕事じょうの文書の作成してたものの置き場になっている。
Webクリップは以前は、気になった記事を毎度、毎度クリップして保存していたが、ノート数が莫大に増えていくが、読み返したりすることはほぼ無いことに気づいた。なので、最近では本当に残すべきものだと厳格に判断した時のみクリップすることにし、月のデータ使用量は数十メガバイトになっており無料プランでも問題がない。
スキャンデータをたまに取り込んだりもするが、それ以外では特にデータがおおい情報は取り扱うことはない。なので、Evernoteの無料プランでもある程度運用可能であると思う。
そうなってくると、EvernoteとOnenoteという二代巨頭のノートアプリで、どちらを使ったら良いということになるが、基本的には長年使っていて慣れ親しんでいるので、Evernoteを使用したい気持ちがある。だが、無料で使うとなると容量問題が発生する。その点Onenoteは容量をあまり気にせずに使用できる点が素晴らしいので変更するのが良いだろう。
どちらのアプリもやれることにそれ程大差はない。UIの違いや、できることに細かな違いはあるが、大きく違うのはEvernoteのような全ての情報を一つにという点が強くない所だろうか。
Onenoteでは、ノートを作ってクラウドのドライブに置いておけ、端末によってどのノートを読み込んで利用するかを選択でき、いつでもどの端末でも全ての情報をというようになっていない点が、逆に良さなのだろう。
Evernoteは全ての情報がいつでも、どの端末でもという素晴らしい思想だが、情報があり過ぎて管理しきれない面もあったり、いろんな情報に目が行き易く集中がし辛い点もある、また、あまり重要ではない情報も増えてしまい本当に必要なものが埋もれてしまうということもあり、情報数が増えると使いづらいという欠点が目につくようになってきていた所である。
Evernoteには今まで溜め込んだ情報を取捨選択することなど現実的ではないし、情報を減らす為に削除をするのも今までのことが全て無駄になってしまう。なので、Evernoteは結局の所、このアプリの設計理念通り、情報を貯めておくものにするのが一番なのだろう。
Evernoteはプロジェクト管理的にも使用はできるが、保管場所として利用するようにこれからは変えて行こう。そしてプロジェクト管理的な使用などはOnenoteにて行う方が良いように思う。
プロジェクト毎にノートを作り、それ以外ではノートを端末からクラウドに送って保管しておけば、基本的にアクティブなプロジェクトだけに集中できるようになるだろう。 Onenoteは今まであまり活用してこなかったが、これからはメインで使用することにしよう。
かつては情報、情報と言ってネットから日常生活からと、何でもノートに上げてきたが、そんなのは情報量は増えても、質の面から言ったらあまり価値あるものではない。自分にとって価値のある情報とは、やはり自分がアプトプットして創造したものに勝るものはないと思う。自分が書いた日記などは時折、読み返したりはするのが良い例である。ネットの記事などは余程気に入らない限り読み返したりはしない。
なので、これからは何でもかんでも全ての情報をあげるのではなく、本当に大事な自分が創造した情報を大事に扱うようにしていこう。その為のアプリの棲み分けは、Evernoteは情報を置いておく場所。Onenoteは情報を作る場所として利用して行こうと思う。