ロシア侵攻を自分ごとのように感じられる日は来るのか?

ロシアがウクライナに侵攻して多数の死者も出ているとのこと。戦争がいつ起こってもおかしくないなんていう解説でお昼のワイドショーなどで度々言われていたことがついに起こってしまった。
 今の時代、戦争は高く付くという認識が強かったのにも関わらず何故ロシアはウクライナに侵攻したのだろうか。
 素人の私には理由はわからないが、個人として切に願うのはこの侵攻がエスカレートしてしまわないことを祈るばかりである。
 ロシア、中国、北朝鮮など、独裁的なリーダーによって率いられている国は、いずれ今回のようなことを起こす危険性はあるのはわかっていたが、現実的な実感が伴わない。
 他の国のことだからしょうがないというかもしれないが、連日ニュースになっていても、やはり他人事のように感じてしまうのは、いかにメディアが高度化されても仕方がない問題なのだろうか。
 今は4K映像や高画質な写真や文字で、あらゆるメディアでリアルタイムで世界に情報が伝えられていても、実感として感じられないのは無関心が原因なのだろうか。
 それともメディアの限界があるからなのだろうか。
 もしも、もっと情報メディアが発達して、自宅でVRゴーグルを掛けると紛争地域にいる記者が配信している現場の状況をリアルタイムで現実世界のように見えるようになれば受け取りての実感は変わるものだろうか。
 もし変わるとしたら、それは未だにメディアが伝えている情報というのは不足しているということであり、情報を今よりももっと増大させることは大変意味のあるものになるだろうと思う。
 情報の多寡が人の感情を変える力があるならば、地球に生きる人類がこの惑星で起こっていることは全て自分ごとと思えるようになるには、情報技術のさらなる発展を待たなければ実現しないかもしれない。