40歳を超えて髪の毛が薄くなってきた。その為、育毛剤を使ったり、発毛剤やシャンプーを変えてみたりと試行錯誤の日々を経て、最終的に湯シャンをするのが頭皮に一番良いという結論に至った。
それから月日が経ったが、一時期は髪の毛の量が増えたようにも思えたが、また次第に髪の毛が薄くなり始めた。
湯シャンは確かに効果はあった。シャンプーを使っている時は、頭皮の脂の分泌が酷くて、夜シャンプーをして朝起きたらもう脂でベタベタ状態。それが、湯シャンにして慣れてきてからは、異常な脂の分泌はなくなり、髪がベタつくようになることはなくなった。
シャンプーの洗浄力で頭皮や髪の毛自体のコーティングされている脂を取りきってしまうから、それを補うために脂の以上分泌をしていたのがなくなると、頭皮と髪に適度な脂が残りながら、特にベタつくような感じもなくなり、髪も太くなって、髪の本数は変わらずとも毛量は増えたようになった。
そうして順調だった髪の薄毛問題であったが、コロナ禍を経てまた再燃した。ずっと湯シャンを続けていて順調だったのにも関わらず、次第に髪の毛が抜けたりほ細くなったりしてきて、その時は何が問題で薄毛をぶり返しているのかわからなかった。単純に加齢で薄毛が加速しただけだと思っていた。
そしていよいよ薄毛が過去一に薄くなって初めて今一度原因を探るように努めて、あらゆることを検証した結果、タンパク質が足りていないことが原因であると結論した。
なぜ、タンパク質が足りていなかったのか?
それはコロナ禍で外に出れなくなって運動が減り、太ってきた。それではいけないと食事制限を行ったのだが、その際に糖質制限ダイエットのつもりでやっていたのだが、それが行き過ぎてしまい。糖質だけでなくタンパク質も減らしていることに気づくことができなかったことが原因で栄養不足になり髪が抜けたり、細くなったりするに至ったのである。
食事制限のダイエットでかなり順調に痩せたことで食べないことに慣れ、体重を減らすことに喜びを感じていたので栄養不足になっている等という発想には至ることができなかった。
体重を減らすという目標がうまく行っていると、他に不具合が出ていても気づかずに無視してしまうのが、人間なのだろう。人とは本当に視野が狭くて、自分が見たい世界しか見ていないことを実感した経験になった。
タンパク質が足りていないと気づけたのは、食事だけのダイエットをして体力がかなり落ちて、体重が落ちたのも関わらず、筋肉がなくぶよぶよな部分とガリガリな部分のある見た目がブサイクな体に仕上がったからである。
その頃には、栄養不足と体力不足で日常生活に支障がでるほどに体調が悪化して、常に疲れたり、気力なかったり、立ち眩みがあったりとかして、正常な思考ができない時期が約半年近くも続いた。
体の異変に気づきながらも、正常な思考ができないために長い時間、栄養不足、運動不足であることに気づくことができなかった。
安易に食事だけで痩せようというのが、そもそも間違いだった。しっかりと必要な栄養を摂ったうえで、運動で痩せるのが正しい王道なやり方であると実感した。
いまは、食事の制限は糖質制限だけを残して、できるだけタンパク質を摂るようにしたら、運動をそれほどやっていなくとも一気に体に張りが戻り、筋力が戻ってきた。
それでも若い時と比べると筋力はかなり落ちていて、単にそれまで栄養が足りていなくてガリガリになっていた筋肉に少し張りが戻って厚みが出てきただけの変化であり、ただの見た目の変化だけで筋力がかなり低いのはすぐには戻らなかった。
いまは、若い頃の筋力に少しでも戻そうとタンパク質をしっかり摂って筋トレに励む日々を送っている。
そうすることで、抜け毛が減り、髪が太くなって、少しだけ薄毛が緩和したようだ。
髪の毛や筋肉などはを作っているのはタンパク質である。それが足りなくなると、髪や爪などは重要な器官でないので、栄養が後回しになって影響を受けやすい場所らしい。だから、薄毛になってしまった。
もし、薄毛で悩んでいる人は、タンパク質が足りているかを把握することをおすすめしたい。私のように知らず知らずタンパク質不足から薄毛が進行している可能性もある。ご確認あれ。ではでは。