中古不動産についての考察

2024-08-14

都内の中古マンション価格があがっているらしい。直近では少し値を下げているらしいが、それでも2013年から右肩あがりになっているらしい。
 
 私のマンションも以前は2000万台だったのが、3000万台まで値を上げているのにはびっくりした。
 
 円安であること、金利が安いこと、良質でありながら海外に比べて安い日本のマンションを外国人が買い漁っていること等の要因から値上がりが続いているらしい。
 
 今までの注目は都心のマンションだったが、これからは地方の一軒家なんかも外国人の触手が伸びてくるのではないかと予想する。
 
 日本の住宅が買い漁られることで中古住宅の値段が上がって日本人が変えなくなっている状況はちょっとどうなのかと思ってしまう。
 
 外国人が買って日本に住んでくれるなら良いとは思うが、大抵は投資目的で貸部屋になっている。
 いまは日本の観光が賑わってるからいいが、円高に振れて人気がなくなった時に観光業だけでなく、不動産業が一気に萎む形になるので、その辺が怖いところだ。
 
 当分は円安が続くだろうから大丈夫だとは思うが、円高になる前に中古不動産は処分すべきなのだろう。
 
 日本は給与は上がらない。職も不安定な時代になっており、唯一安定してたゼロ金利の時代も終わるので、日本人が不動産を手に入れづらい環境になってしまった。
 
 自分が若く住むところがなかったらと思うと、色々考えてしまう。家を持ちたいが新築はもとより中古も高くなって買えない。賃貸をずっと続けていくのもお金がもったいない気がする。
 
 そうなると、土地も建物もついている地方の中古の一軒家を考えるかなと思う。そう考えるとこれからの若い人は、20代ぐらいで一度上京しても30代くらいで地方に戻って家を手に入れ結婚しようという流れができるのではないか。
 
 今までは東京、一極集中になっていた流れがこれから変わっていくのではないかと思う。経済評論家の森永卓郎さんが推奨しているトカイナカか、ガッツリ田舎で家を持とうとする若い人が増えるのではないだろうか。
 
 都心は若い人と外国人が増えて、地方はファミリー層と高齢者みたいな棲み分けができる気がする。
 
 コロナ禍でテレワークが一時増えたが、今は一切なくなってしまったが、時代の先行きははやり場所に縛られないテレワークの時代になっていくはずなので、そう考えるとまだ安く買える地方の中古物件を狙うというのは良い考えかもしれない。
 
 ただ、地球温暖化で異常気象が頻発している中、一軒家で暮らすのはリスクが高いというネックがあるのを許容できるのならばという注釈がつく。
 
 いまや川沿いだけでなく、どこでも線状降水帯による水害に見舞われる可能性があるし、台風のコースが変化しているので安心な場所など日本にはなくなった。
 
 日本は火山、地震大国だから、それらの災害もある。災害大国日本で今後一軒家を持つのであれば、かなりのリスクになるから建物にあまりお金をかけない中古物件が良いだろう。
 
 地方で一軒家に暮らすのはリスクは高いが、それに見合うメリットに豊かな自然や生活費の安さなどもあるから捨てがたい。
 
 まぁ、いずれにせよ、人は住むところがないとしょうがないので、今後地方に行く人が増えるように思う。
 私自身も真剣に検討中でもある。私の狙いは勝浦か北茨城か、北海道辺りを狙っている。