思い出の味、かんころ餅

日付:2022年2月25日

正月に買った1kgのお餅が、2月も終わろうとしているのにまだ3分の1ほど残っている。
雑煮に入れたりもしたが、そもそも雑煮はそんなに好きではない。焼き餅に甘辛い醤油ダレをつけて、海苔で巻いて食べるのが一番好きだった。

でも、今ではそれすら面倒に感じてしまう。焼くのも、片付けも、正直ちょっと手間だ。
最近は専ら、お皿に少し水を入れてレンジでチン→きな粉と砂糖をまぶして「きな粉餅」。
簡単だし、洗い物も少ない……と思いきや、皿にこびりついた餅の後始末が一番厄介だったりする。これさえなければ最高なのに。


■ 記憶に残る、あの「茶色い餅」

そんな餅話から、ふと小学生のころの記憶がよみがえった。
たしか課外授業か何かで、七輪で焼いた餅を食べたことがあった。その餅は茶色くて、形はかまぼこみたい。なぜかものすごく美味しかったという記憶だけが鮮明に残っている。

なんだったんだろう、あの餅?と調べてみたところ、どうやら**「かんころ餅」**というものだったらしい。


■ かんころ餅とは?

かんころ餅とは、長崎県・五島列島の郷土菓子で、サツマイモを乾燥させて「かんころ」にし、もち米と混ぜてつくる餅なのだそう。
昔はもち米が高価だったため、サツマイモを混ぜて量を増やし、家庭の味として親しまれていたという。

当時の私はその由来も名前も知らず、ただ「茶色い美味しい餅」として心に残っていた。
きっと先生がどこかから取り寄せてくれたのかもしれない。あるいは実家から送られてきたのをみんなに分けてくれたのかも…。


■ ネットで再会できる「思い出の味」

改めて食べたくなって近所のスーパーを探してみたが、やはり見つからず。
調べると、楽天で3本入り・送料込みで2,000円前後で売っているらしい。思い切って注文しようかと思っている。

あの頃の記憶のままの味に、また出会えるだろうか。
久しぶりに、**心と舌で味わう「思い出の再現」**ができるかと思うと、ちょっとワクワクしている。


■ まとめ

子供の頃に食べた「かんころ餅」。
名前も知らず、ただ「美味しい」と感じたあの体験が、大人になってようやく言葉と意味を持つ。
そういう食の記憶って、誰にでもあるのかもしれませんね。