「コロナ禍で見えた、日本のネットの限界とこれから」



初出:2020年5月15日


あの頃の自分と今の自分

ふと、去年の今ごろ何をしていたか気になって、日記を読み返してみました。
そこには、ゴールデンウィーク明けの仕事に全く本調子が戻らず、疲れをため込んでいる自分の姿が記されていました。

一方、今年のGWは外出自粛でどこにも行かず、休暇疲れはありません。
ですが、運動不足とストレス、そして体重の増加…。“健康”という面では去年より悪い気がしています。


コロナ禍で崩れた生活習慣

外に出づらい状況が続き、マスク付きでの運動も気が進まず、運動量は激減。
体重増加をどうにかするために、書斎を潰してヨガマットを敷き、室内トレーニングスペースを確保しました。

激しい運動はできませんが、筋トレと軽いHIT(高強度インターバルトレーニング)を少しずつ取り入れ、
「1〜2ヶ月で戻したい」と密かな目標を立てていました。

ただ、夜の晩酌が日課となり、つい飲み過ぎてしまう日も…。
これまでと違う生活で、何かを整えると別のところが崩れる。そんな日々の連続です。


ストレスの正体は「ネットの遅さ」

最近特にストレスを感じているのが、ネット回線の遅さです。
以前はそこまで気にならなかった回線も、テレワークやオンライン授業の急増で一気に重くなり、
**「繋がらない」「動画が止まる」「サーバーが落ちる」**など、苛立ちを覚えることが増えました。

「ダウンロードしてから視聴してください」と言われても、そのダウンロードに1時間…。
データ容量が多いせいでスマホには入れられず、ストリーミングもままならない。

この状況に、日本のネットインフラの限界を思い知らされます。


IT後進国・日本?

給付金の申請で使用されたマイナンバーのオンライン申請システムがダウンしたのも記憶に新しいところ。
ネット社会で最も必要とされる「安定性」「強靭さ」が日本には足りていないと実感しました。

生活、仕事、教育、医療…すべてがネットに依存するこの時代において、
ネットワークの脆弱さは、もはや国家の脆弱さそのものではないでしょうか。


未来をつくる「見えないインフラ」

今後の10年、もしかしたらもっと長く続くかもしれない「新しい生活様式」。
その土台を支えるのは、道路や水道ではなく、“目に見えないインフラ”=ネット環境です。

5Gや光回線の普及など、技術は進んでいます。
けれど、技術を活かすための政策やインフラ整備、企業の投資が追いついていない。

このままでは、日本は本当にIT後進国として世界から取り残されてしまうのではないか。
コロナ禍は、そんな“危機”をあぶり出した気がします。


最後に

これからは、ネット回線も電気や水道のように**「あって当たり前」のライフライン**として強化すべき。
快適な暮らし、安心な仕事環境、そして心の安定のためにも、
国も企業も個人も、もっとネット環境に関心を向けていく必要があると強く感じています。