ある日突然、Pinterestから一通のメールが届きました。
「あなたのピンが著作権侵害の申し立てを受けたため、削除されました」
まさか、と思いました。自分で何かをアップロードしたわけでもなく、Pinterestで見かけた雑学系の画像を「おもしろいな」と思ってピン留めしただけ。それなのに著作権侵害?と、正直、頭が混乱しました。
通報の内容と、思わず湧いた苛立ち
該当のピンは、誰かがまとめた手書きの雑学画像。確かに「オリジナル」らしき要素はあります。でも私は、それをPinterestのおすすめで見かけ、ただ“ピン留め”しただけでした。投稿ではなく、単なるブックマークです。
しかし、通報者から見れば「私がその画像を作ったように見えた」のでしょう。Pinterestではピン留めした画像が「〇〇さんのアイデア」と表示されることもあり、あたかも自分が制作者のように誤解されてしまうことがあるのです。
怒りというより「納得できなさ」が募りました。
- これは通報者の早とちりでは?
- そもそも、こんな通報で機械的に削除される仕組みってどうなんだ?
- 異議申し立てをするには、自分の本名や住所を晒さなきゃいけないの?
理不尽さを感じる一方で、「自分の行動にも見落としていた点があるのかもしれない」と、次第に考えが変わっていきました。
ネットの“透明性”がもたらす誤解
私にとっては、「気軽なブックマーク」にすぎなかったPinterestでのピン留め。
でも、受け取る側にとってはどう見えていたのか?
そこには、大きな認識のズレがありました。
ネット上では、行動の“意図”は伝わりにくく、結果だけが切り取られて表示されます。「私はそんなつもりじゃなかった」は、基本的に通用しません。
そして、その“ズレ”をもとに通報され、ペナルティを受けることもある。
つまり、自分にとって無害な行動が、他者から見れば“加害的”に映ることもあるということ。
これは、自分が思っていた以上に重要な気づきでした。
行動を変えるために、今できること
今回の出来事を機に、私は次のような行動を意識するようになりました。
- PinterestなどSNSでの「シェア」「ピン留め」は、自分の発言と誤認される可能性を考えてから行う
- 情報の出どころを確認し、できるだけ一次ソースにアクセスする
- 通報されたときには感情で反応せず、まず「自分に落ち度はなかったか?」を静かに確認する
- ネットの正義感による“通報”は、時に刃にもなることを理解しておく
特に最後の点、「無自覚な正義感の通報」が他人にどんな影響を与えるかは、今回の体験で痛感しました。
同時に、私自身が逆の立場になる可能性だってあるのです。
感情を整理し、言葉にすることで得たもの
通報を受けた直後は、不快感や怒りが先に立っていました。
でも、数日経ち、文章に書き出してみることで「これは自分の考え方やネットとの向き合い方を見直す機会だった」と思えるようになりました。
人間は誰しも、誤解されることも、誤解することもある。
それを前提に、落ち着いて内面を見つめ、行動を変える。
それが、私にとっての“レオ・パーソナル”らしいスタンスなのだと、改めて感じました。
最後に
今回のPinterestでの通報体験は、たった1件の小さな出来事にすぎません。
けれど、それをどう受け取り、どう意味づけるかで、自分にとっての価値は大きく変わってくる。
「意味のなさそうな体験」にこそ、自分を深く見つめ直すヒントが隠れている──
そんなことを実感した出来事でした。
🟦 補足コラム①:著作権とPinterestの利用に関する基本知識(簡単な注意喚起)
「ピン留め」は投稿ではない。でも著作権侵害になることもある?
Pinterestの「ピン留め」機能は、基本的に「ネット上にある画像へのブックマーク」に過ぎません。自分で画像をアップロードしていなければ、「投稿」したとはみなされません。しかし注意したいのは、以下のようなケースです:
- 元の著作物の出典や作者が明記されていない画像をピン留めする
- 商用利用のボードやブログに転載・引用として使う
- 著作権者がピン留め自体を望まないケースもある
こうした状況では、たとえ“ただのピン”でも、著作権者や第三者に誤解を与える可能性があります。
Pinterestを使うときは、なるべく信頼できる出典元からピン留めする、自分の言葉での補足を入れるなど、ひと手間の配慮が安全につながります。
🟩 補足コラム②:不当に通報されたときの冷静な対処法
「身に覚えがない」なら、まず落ち着いて次の行動を
著作権侵害などの通報を受けると、驚きや不快感を覚えるのは当然の反応です。しかし、まずは以下のステップで冷静に対応しましょう。
-
通知内容を正確に読む
どの投稿(ピン)が、どんな理由で削除されたのかを確認します。
-
実際に違反しているか再確認
自分が作成・投稿した画像なのか、それともピン留め(ブックマーク)かをチェック。
もし投稿した覚えがないのなら、事実と異なる通報の可能性もあります。
-
異議申し立ての可否を確認
Pinterestでは異議申し立ての方法も記載されていますが、個人情報(氏名・住所)の提示が必要になります。リスクと手間を考えたうえで対応を判断しましょう。
-
同じピンを繰り返し使わない・信頼できる投稿元だけを使う
今後のトラブル回避のためには、ピン留め対象も吟味するのが安全です。