僕の家電たちが、一斉に“引退”を申し出てきた

 


1. 使えるからと油断していたら…


僕の家の家電たちは、本当に物持ちがいい。

エアコン、テレビ、冷蔵庫、給湯器……どれもこれも、10年以上は現役で頑張ってくれている。

使い方が丁寧なのか、ただの運なのかわからないけれど、とにかく長持ちだ。

特に印象深いのは、20年以上も働き続けてくれた洗濯機。

特に不調もなかったのだが、実家で余った洗濯機を譲り受けることになり、ついに“円満退職”となった。

「まだ使えるから大丈夫」と、僕はそう思っていた。

でも、そんな風にタカをくくっていた家電たちが、ここに来て一斉に不穏な動きを見せ始めた。

今年の夏は、まるで我が家の「家電引退シーズン」の幕開けになってしまったようだ。



2. 真夏のエアコンが、ついに力尽きた


最初に異変が起きたのは、浴室の換気扇だった。

20年選手がついに力尽きた。

そのあたりから、他の家電や設備の小さな不具合が次々と見つかり始めた。

「動くから大丈夫」で済ませていた日々は終わり、「そろそろ限界かも…」という気配が、あれにもこれにも漂っている。

そして今、一番深刻なのがエアコンだ。

真夏のこのタイミングで、効きが明らかに悪くなった。

冷たい風は出てくるけれど、部屋全体を冷やすにはパワー不足。

設定温度と実際の体感がかけ離れており、夜も寝苦しい。

修理か買い替えか悩んでいたところに、「今からだと取り付けはお盆明けになる」と業者に言われてしまった。

僕は、ただ茹だるような日々を過ごしている。

ここ10年以上、新しい家電なんて何ひとつ買ってこなかったのに、なぜかこの夏にまとめて「寿命」がやってくる。

完全に油断していたし、もちろん買い替えの予算なんて組んでいなかった。

冷蔵庫もいつ止まるかヒヤヒヤだし、給湯器も最近、妙な音がするようになってきた。



3. 「モノと別れる決断」という痛み


全てを一気に買い替えれば、数十万円の出費は避けられない。

懐も気温も“暑すぎる”今年の夏。

でも、この家電たちの不調は、僕に大切なことを教えてくれたような気がする。

それは、モノと向き合い、別れを決断するタイミングだ。

動いているからと、見て見ぬふりをしてきたけれど、家電たちも僕と同じで、歳を取っていたのだ。

無理をさせていたのかもしれない。

「モノは使い捨てではない」という昭和の価値観を大切にしたいけれど、時に、新しい技術の恩恵を受け入れることも大切だ。

古い家電を使い続けることが、かえって体や心、そして家計の負担になることもある。

今、僕は、新しい家電を「買う」というよりも、長年頑張ってくれた家電たちと「お別れする」準備を始めている。

それは少し寂しいけれど、次のステップに進むための、大切な決断なのだ。



4. 読者へのひとこと・まとめ


もし、あなたの家にも「まだ使えるから」と頑張っている家電があれば、一度目を向けてみてはいかがだろうか。

長寿家電の“終わりの兆し”は、意外と突然やってきます。

異音や異臭、効きの悪さ…それは「そろそろ限界だよ」という、家電からのサインかもしれません。

無理に一気に買い替える必要はありません。

優先度を決めて、無理のないペースで少しずつ進める。

そんな“自分にやさしい”買い替え計画を立てていくことが、40代以降の僕たちには大切だと僕は思うんです。