1. 人との会話が億劫になる本当の理由
僕は、人との会話が苦手だ。
特に、初めて会う人や、あまり親しくない人との会話は、どうも身構えてしまう。
「何か気の利いたことを話さなきゃ」「相手を楽しませなきゃ」と焦るほど、言葉が出てこなくなる。
そして、その奥底には「どうせ相手に興味なんて持てないだろう」という、諦めのような気持ちがあった。
僕だけじゃない。きっと、あなたも同じような悩みを抱えたことがあるのではないだろうか?
「人に関心を持てない自分は、冷たい人間なんじゃないか?」
そんな風に、自分を責めてしまうこともあった。
でも、そうじゃない。それは、あなたの欠点ではない。
僕も、昔はそうだった。
でも、ほんの少しの意識を変えるだけで、人との関わりが少しずつ楽になった。
2. なぜ、最初から「興味」を持てないのか?
「誰にでも興味を持て」と言われても、それは無理な話だ。
そもそも、人は誰にでも最初から興味を持てるわけじゃない。
それは、自然なことなのだ。
僕たちは、日々、たくさんの人に出会う。
カフェでコーヒーを飲む人、電車でスマホをいじっている人、スーパーでじっくりと野菜を選ぶ人。
そんな一人ひとりに、最初から興味を持つことなんてできない。
だから、「自分は人に関心がない」と落ち込む必要はまったくない。
大切なのは、「興味を持てない自分」を責めるのではなく、その心の状態を素直に認めること。
そして、その先にある、小さなきっかけを見つけることだ。
3. 相手に「興味を持つ練習」をしてみる
じゃあ、どうすれば人に関心を持てるようになるのだろうか?
僕は、まるでスポーツの練習をするように、ある三つのことを試してみた。
ステップ1:相手の視点を想像する
まずは、目の前にいる人の行動の裏側にある「ストーリー」を想像してみる。
例えば、カフェで本を読んでいる人がいたら、「どんな本を読んでいるんだろう?」「なぜ、この本を読んでいるんだろう?」と考えてみる。
スーパーでじっくり野菜を選んでいる人がいたら、「きっと家族のために、美味しいご飯を作ろうとしているんだろうな」と想像してみる。
それは、正解を出す必要はない。ただ、想像してみるだけでいい。
すると、目の前の人が、ただの「他人」から、少しだけ「物語を持った人」に見えてくる。
ステップ2:「違い」に注目する
人との会話で、つい「共通点」を探そうとしてしまうけれど、あえて「違い」に注目してみるのも面白い。
「僕は犬が好きだけど、あなたは猫が好きなんですね。なぜ猫が好きなんですか?」
「僕は〇〇という意見ですが、あなたは違うんですね。なぜそう思うのか、聞いてみたいです」
自分との違いを、否定するのではなく、純粋な好奇心として受け止める。
すると、会話のきっかけは意外なところに見つかる。
ステップ3:「小さな共感」を見つける
どんな些細なことでも、相手と共感できるポイントを探してみる。
「最近、仕事が忙しいんですよね。僕もです」
「この前のあのドラマ、面白かったですよね」
無理に深い話をする必要はない。
「わかる」という、たった一言の共感でも、相手との心の距離を少しだけ縮めてくれる。
4. 読者へのひとこと・まとめ
「人に関心を持つこと」は、才能ではない。
それは、練習によって身につく、僕たちにとって大切なスキルなのだと思う。
もしあなたが、昔の僕のように「会話が苦手だ」と悩んでいるなら、どうか自分を責めないでほしい。
完璧な会話を目指すのではなく、まずは「目の前の人は、どんな人なんだろう?」という、ごく小さな好奇心を持つことから始めてみる。
不器用な僕だけど、そんな小さな一歩から、人との関わりが少しずつ楽になった。
きっと、あなたも変われるはずだと、僕はそう信じている。
