「また今日も同じ朝か」と思っていた僕が、朝の過ごし方を変えてみた話

 


1. 昔の朝、ただの「始まり」だった時間


以前の僕にとって、朝はただの「始まり」だった。

目覚まし時計の音で目を覚まし、納豆ごはんと味噌汁をかきこむ。ニュース番組をぼんやりと眺めながら、ただただ生活の歯車を回すために起きる日々。特別なこともなければ、心が動くこともない。

そんな、意識さえしていなかった朝の風景が、ある日、ほんの少しだけ変わった。

いつもの朝食を買いにコンビニへ向かおうとした時、ふと、近所の小さなパン屋さんの前で足が止まった。「今日はあそこでパンを買ってみようかな」——そんな、ごく小さな好奇心だった。

焼きたてのパンの香りに、心が弾んだ。そして、いつもと違う食事が、いつもと違う気分を運んできてくれた。その朝のささやかなワクワクが、不思議と一日を気分よく過ごさせてくれたのだ。

こんな風に、あなたにもありませんか?

何気ない日常の中で、ほんの少しだけ「いつもの自分」から外れてみる。

その小さな一歩が、想像もしなかった景色を見せてくれることがある。



2. 小さな習慣が、僕の心を揺らす


それ以来、僕は朝に「楽しみ」を組み込むことを意識するようになった。

パン屋さんに行ってみたり、普段は手に取らない食材を買ってみたり。

「今日は何を食べようかな」「このコーヒー豆はどんな味がするんだろう」と、朝食に“選ぶ楽しみ”が加わった。

それは、単なる食事時間の変化ではなかった。

朝に心が動くと、不思議と「今日は何か良いことがあるかも」と前向きな気持ちになれる。これは、僕にとって「生きている実感」を静かに与えてくれるものだった。

特別なことじゃなくていい。たった一つ、普段と違う選択をしてみる。

それは、誰にも強制されていない、自分だけの小さな行動だ。

それが、僕にとってのスローライフの第一歩だったのだと思う。



3. 変化は、心と思考を変える


毎朝、同じことの繰り返しだと思っていた僕が、「今日は何をしてみようかな」と思えるようになった。

これは単なる気分の問題ではなく、僕の思考の質そのものが変わったことを意味していた。

  • 目の前の情報に、少しだけ敏感になる。

  • 見過ごしていた小さな好奇心を、拾い上げられるようになる。

  • 行動に「自分の意思」が乗るようになる。

朝の時間を「自分で選ぶ」こと。

それは、いつしか一日の過ごし方、さらには人生観にまで影響を与え始めた。

無意識にこなすだけの毎日から、自分の感覚を一つずつ取り戻していく時間。

まさか、朝の過ごし方がこんなにも自分を変えてくれるなんて、当時は思いもしなかった。



4. 読者へのひとこと・まとめ


僕たちの40代は、仕事や家庭、社会的な責任で毎日が忙しい。

でも、その中に「自分の時間」を差し込む余地があるとすれば、それは誰にも邪魔されない「朝」なのかもしれません。

もし、あなたが朝に物足りなさを感じているなら、ほんの少しだけ、いつもと違うことを試してみてはどうだろうか。

コンビニではなく、街のパン屋さんに行ってみる。

好きな音楽を流しながら朝食をとる。

たった5分だけでも、近所を散歩してみる。

どれも簡単で、特別なお金もかからない。

でも、それを通じて「今日を味わう」という感覚を取り戻せるはずだ。

僕もまだ、完璧な朝を過ごせているわけじゃない。

それでも、少しずつ自分を大切にする時間を持つことで、毎日がほんの少し、温かくなった気がしている。

不器用な僕だけど、今日という一日を無駄にせず、小さな変化を積み重ねていけたら、それでいいんじゃないかと僕は思う。