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この十日ほど、日記もブログもまったく書いていなかった。
「毎日書こう」と決めていたはずなのに、気づけば何も残さないまま、日々だけが流れていった。
思い返すと、その間の記憶は驚くほど薄い。
仕事をして、ごはんを食べて、寝て……。
何かを感じたような気もするけれど、それは小さな泡のようにすぐに消えてしまった。
まるで、自動運転のロボットが僕の代わりに生活をこなしてくれていたみたいだ。
書かない日々は、思考が消えていく日々
なぜ、そんな感覚になったのか。
それは、思考を外に出すことをやめてしまったからだと思う。
僕にとって「書く」という行為は、自分の中の思いや考えをすくい上げ、形にする作業だ。
日記やブログに言葉を落とし込むとき、初めて自分が何を感じ、何を考えていたのかがはっきりする。
けれど、この十日間は、その作業を一切していなかった。
思いは断片のまま浮かんでは消え、考えも深まらない。
結果として、何も記録されず、何も覚えていない。
書くことでしかできないこと
人の頭に浮かぶ思いや考えは、一瞬で消えてしまう儚いものだ。
だからこそ、メモでも日記でも、外に出すことが大事になる。
書き出すと、思考は整理され、分類され、吟味される。
共通点が見えてきたり、解決の糸口が見つかったり、小さな発見があったりする。
そういう深まりは、頭の中だけで考えているうちは決して生まれない。
書くという行為は、単に記録を残すためだけではない。
それは「自分が生きている」という実感を取り戻すための、もっとも確かな手段なのだ。
今日の感情を、まずは一行
もし、最近なんとなく日々がぼやけて感じるなら、まずは一行でいいから書いてみるといい。
「今日は暑くて、アイスコーヒーがやけに美味しかった」とか、「散歩中に空の色がきれいだった」とか。
そうやって日々をすくい取ることで、僕たちは自分の人生を、ロボット任せにせずに生きられる。
書くことは、人として生きること。
それを忘れないように、今日もペンを持とうと思う。
