軍事戦争:
— ひろゆき (@hirox246) February 28, 2026
ロシアvsウクライナ・米国・欧州・日本
イランvsイスラエル・米国
関税戦争:
中国vs米国
——イマココ——
アメリカと対立する国が手を結ぶと、、、
世界大戦:
ロシア・イラン・中国vs米国・欧州・日本 https://t.co/xy5xFMTjcG
はじめに:2026年、世界は「点」から「線」へ
2026年2月28日、実業家のひろゆき氏が投下した一通のポストが、SNS上で大きな波紋を広げました。産経ニュースが報じた「米・イスラエル両軍によるイラン攻撃」という衝撃的な見出しを引用し、彼は現在の対立構図を「軍事戦争」「関税戦争」という言葉で整理。そして、その先に待つ「世界大戦」のリスクを、彼らしい冷徹な「vs」の図式で描き出しました。
かつて、世界大戦は教科書の中の出来事でした。しかし、今私たちの目の前で起きていることは、もはや独立した「局地的な紛争」ではありません。欧州、中東、そしてアジア。点と点が結びつき、巨大な破滅の「線」になろうとしています。ひろゆき氏が記した「ーーイマココーー」という言葉。私たちは今、まさにその境界線の上に立たされています。
第1章:軍事と経済が溶け合う「新・世界大戦」の構図
ひろゆき氏の分析で最も注目すべきは、現在の対立を「軍事」と「関税(経済)」の二層構造で捉えている点です。
かつての戦争は、領土を奪い合うための物理的な衝突が主でした。しかし現代の「関税戦争(中国vs米国)」は、単なる貿易の不均衡を是正するものではありません。半導体、AI、エネルギーといった次世代の覇権を巡る、血の流れない戦争です。そして、この経済的な首根っこの掴み合いが限界に達したとき、それは容易に「熱い戦争(実戦)」へと転換されます。
ロシア・イラン・中国。これらアメリカと対立する国々が、西側諸国による経済制裁という共通の敵を前にして、かつてないほど強固に手を結び始めています。「経済で勝てないのなら、軍事力で現状を打破するしかない」。そんな絶望的なロジックが、世界を覆い始めています。
第2章:北朝鮮という「加速装置」――世界大戦の歯車
ひろゆき氏の構図に、さらなる不確定要素(ワイルドカード)として加わるのが北朝鮮の動向です。
現在、北朝鮮は単なる「東アジアのトラブルメーカー」の域を脱しています。ロシアへの大規模な兵士派遣、そして実戦経験の蓄積。これはアジアの軍事力が欧州の戦場に直接介入するという、歴史的な転換点です。北朝鮮は兵を出す見返りに、ロシアから最新のミサイル技術や原子力潜水艦のノウハウを吸収しています。
もしアメリカが中東(イラン)での直接攻撃を激化させれば、アメリカの軍事リソースは分散されます。その隙を突き、北朝鮮が「今こそ宿願を果たす時」と動けばどうなるか。ウクライナ、中東、そして朝鮮半島。これら三つの戦線が連動した瞬間、それは文字通りの「第三次世界大戦」へと発展します。北朝鮮という存在は、世界大戦の歯車を最も急速に回転させる「加速装置」となってしまったのです。
第3章:日本に「NO」という選択肢はあるのか?
この記事を読み、私が最も強く懸念を抱いたのは、日本という国の立ち位置です。ひろゆき氏は「日米欧」を一括りにしていますが、その中で日本が抱えるリスクは特異です。
日本には、アメリカにとっての「軍事的要所」である沖縄をはじめとする広大な米軍基地が存在します。もしアメリカが本格的な軍事行動を開始すれば、敵対国から見て日本(特に基地周辺)は、真っ先に叩くべき「出撃拠点」となります。日本がどれほど平和を唱えても、物理的な基地が存在する以上、攻撃対象から外れることは不可能です。
さらに、日本政府にアメリカに対して「NO」と言える余地があるでしょうか。歴史的な安保体制、地位協定、そして現在の安保法制(存立危機事態の認定)。これまでの経緯を見れば、アメリカの判断がそのまま日本の運命を決定づけるという、構造的な「拒否権の欠如」は明らかです。アメリカが進む道がたとえ火の粉の舞う戦場であっても、日本はそこへ同行せざるを得ない。この「地理的・政治的宿命」から目を背けることはできません。
第4章:トランプ流「恐喝的ディール」の功罪
現在のアメリカが、かつてのような「世界の警察官」としての良心や正義感を失っていることも見逃せません。トランプ大統領(あるいはそのスタイルを継承する政権)が取る手段は、圧倒的な武力を背景にした「ビジネス的な恐喝(ディール)」です。
「核開発を止めなければ徹底的に叩く」「関税で国を滅ぼす」といった強烈な脅しによって、相手を屈服させ、自国に有利な合意を引き出す。この手法は、一見すれば「短期間で紛争を終わらせる魔法」のように見えます。しかし、そこには致命的な欠陥があります。
国家のプライド、宗教的信念、そして生存本能。これらはビジネス的な損得勘定だけでは計算できません。ロシアとウクライナの戦争が未だに終わらないのは、双方が「譲れない一線」を持っているからです。追い詰められた側が「ここで引けば国が滅ぶ」と判断したとき、彼らは最後の手段として、世界を道連れにした暴発(核の使用など)を選ぶかもしれません。ディールという名の「恐喝」が、世界大戦への最後の一押しになってしまうリスクがそこにあるのです。
結論:私たちが覚悟すべきこと
ひろゆき氏が示した「vs」の構図。そこには、私たち個人が抗うことのできない巨大な濁流が描かれています。
「世界大戦だけは避けたい」「対話で解決してほしい」。X(旧ツイッター)に寄せられた人々の声は、紛れもない本心でしょう。しかし、現実の政治は、橋下徹氏が指摘するように「内向きな議論」に終始し、紀藤弁護士が危惧するように「国民目線」から乖離した場所で動いています。
私たちが今、覚悟すべきことは何でしょうか。それは、平和がもはや「当たり前に与えられるもの」ではなくなったという現実です。世界大戦の道が着々と前進している中、日本がアメリカにNOと言えない以上、私たちはその濁流に飲まれる準備をせざるを得ないのかもしれません。
「イマココ」の境界線を越えてしまったとき、後悔しても遅いのです。今、私たちにできるのは、この不穏な構図を直視し、政治の動向を厳しく監視し、最悪の事態に対して一人ひとりが心の準備を整えておくこと。それしかないのかもしれません。
(レオパーソナル・編集後記) 今回の記事では、ひろゆき氏の投稿を入り口に、現代の地政学リスクについて考えました。皆さんは、アメリカの「ディール」が世界を救うと思いますか?それとも、破滅を加速させると思いますか?ぜひコメント欄で意見を聞かせてください。
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